UMMのジープはもう生産されていないけれど、ビンテージのものを購入して改良したり修理したりして乗っている人は沢山いる。この国の人にとっては誇りに思う唯一のポルトガル産ジープ!

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前輪の駆動ロックをしてオフロードへ!車道から外れるとその景色の変わりようにびっくり。なんともいい景色!でも車体がガタガタと大きく揺れ、会話も普通にできなくなる。でも楽しい乗り物には間違いない。


ポルトガルではほとんどどこへでも車で入っていったり自転車で走り回ったりできる。立ち入り禁止!なんていうルールはあまり無い。

ここにあるジープは私の知り合いが最近購入したもので、車体の赤い色は元々消防車として使われていたからである。

前輪に駆動システムをシフトするロックが付いている。

UMMは、農業や産業そして他の公共事業に使われるための四駆自動車を生産することを目標に1977年に創立された。UMMのジープは耐久性に優れていて、パリのダカー競技ではそのチーム全ての車がレースの始めから最後まで同じ車を使ったというのは有名な話。

ポルトガル出身の有名なオフロード選手のほとんどはUMMの車を使って訓練をし始めたという話もある。



UMMの多くの購入者は自家用目的の一般人だったそうだが、現在でも軍事機関や消防署などの多数の公共事業場で使われている。

この四駆自動車はUMMと呼ばれるポルトガルのメタルメーカーが生産したものです。現在ではすでに生産中止になっていてこの自動車は1989年に生産されたもの。2500CCのエンジンが搭載されているが、元々はプジョー504モデルで使われていたものだそう。

この四駆自動車は元々、フランスメーカーのCOURNIL(コウニル)がデザインしたもの。それをUMMが1970年に買い取って1996年まで改良し生産し続けた。

"UMM - União Metalo-Mecânica"

(ユニアオン・メタル・メカニカ)

-ポルトガル産ジープ-