彼らの小さなスタジオはリスボン、テージュ川の近くに位置する。
​1つしかないスタジオの窓からは丘に連なるリスボン市内の家々の様子が観れる。

リスボンを愛する人がよく言うのは、テージュ川に反射して街を照らす特殊な光。

マルガリーダさんは生まれも育ちもリスボンで、スタジオに入ってくる光をとても大事にする。
特に、朝が一番大事な時間。商品の色を見るのもその自然のライトを待って決める。

マルガリーダさんはこの街リスボンは本当に特別な場所で、大好きなところがたくさんあるという。
スタジオの場所を変えると話したので、次の場所はリスボン以外の可能性は?と聞くと
それは絶対にない、と。

リスボンに留まるからこそ見えるもの、造れるものがあるのかもしれない。

 

アンドレさんによると、マルガリーダさんの作品過程、特に最終段階に入ると彼女の目でしか測れない細部がある。作品1つ1つがそれぞれ違う表情をもつが最終的にOKを出すのは、彼女のもつ触感と感覚でしかない。

Margarida Fabrica

 セラミックアーティスト / リスボンを愛する人 / 夫婦コラボレーション

マルガリーダさんの器についてはこちら

繊細な形と色はマルガリーダさん彼女がそのまま表れているよう。
彼女の人生のパートナーであり、ビジネスのパートナーでもあるアンドレさんは、船乗りのセイラー。

ポルトガルの大航海時代に活躍したカラベラという大きな木造船の数少ない複製版のクルーとして働いている。その傍ら、マルガリーダさんのセラミック作りを手伝う。

主に力のいる作業に手をかして来たが、今は彼の作品も作るようになり

「The Potters Husband」としてブランドも作った。

FEP - どのようにしてセラミックアーティストとして活動を始めたのですか?
2008年にリスボン美術アカデミーでプロダクトデザインの学士を習得し、その後に考えていた事が2つありました。それは日常で使える美しい物をデザインする事、そして手を使って仕事をするという欲望でした。そしてセラミックという素材とクラフトを組み合わせることを試してみました。このクラフトをポルトガル国内で少し紹介した後に国外へ出て2箇所の異なるセラミック作家の元で見習い修行をしました。


-デンマークとオランダでセラミック作りの修行をしたと聞きましたが、その間に習ったことで一番大事なことは何だと思いますか?
-学位習得後に技術向上のためにデンマーク人の師匠ニナ・ゴツシュの元で教育実習生として申請をしました。4ヶ月のインターンの間、彼女のスタジオで見習いとして仕事をしました。その後アムステルダムへ移り、そこでもあるセラミック作家のスタジオで仕事をしました。
​習ったことで一番大事な事は21世紀にどのようにセラミックスタジオが機能するか実際に見ることができ、違う技術を学びお客さんに直接アプローチする機会があったことです。


- セラミックの製作作業で一番好きな過程は何ですか?
-磁器には明るさと耐久性があり、私のセラミック作りの主な材料となっています。一番好きな過程は普段スタジオで行っていることですが、ろくろを回して作る作業と型取りをする作業です。















- 自身の作品の特徴はどこですか?
-これまでの経験から機能的な作品を作ると決めてきましたが、だからといってクリエイティブに欠けるということではありません。実際のところ、アート作品としてコンセプトやアイデアを考えるよりも創造的に作品を作り上げることにより沢山の時間をかけているのが現状です


- 作品作りのインスピレーションになるものは何ですか?
-シンプルさと機能性です。


- 人気の作品はどちらですか?
-ツバメのモチーフが付いている Fauna と Flora のコレクションです。ポルトガルの伝統的なクラフトとしてツバメのモチーフを使っています。
















- なぜ仕事場としてリスボンを選びましたか?
-私はリスボン生まれです。私の街が大好きで「世界の中の村」と呼ぶ人たちもいます。そしてその「村」的な生活が大好きなんです。


- パートナーのアンドレさんは「MF ceramics」の中でどのように作業をしていますか?
-アンドレは私の旦那さんでもあり、セイラー(船乗り)として仕事をしていてセイルトレイナーとしても時々仕事をしています。彼はセイリングを始める前に実はアートとクラフトを専攻していました。なので陸にいる間は私のそばでMARGARIDA FABRICAのためにアシスタント以上の作業してくれています。​

​​
-一番好きなポルトガル料理はなんですか?
-アレンテージュの地方のアスパラガスのスープが好きですが、忘れてはいけないのはもっと有名なタラのオーブン焼きですね。


​​- ポルトガルのどんなところが好きですか?
-多文化なところ、そして昔活躍した商人や探検家たちによる豊富な歴史です。
小さな国ですが、北から南まで多数の異なった風景や気候に触れることができます。自国から出ていないのにとても遠くに来たように感じる旅ができるのです。