お店の中に入るとその古さがわかるけれども、1世紀を超えてきた歴史を知ると創立者とその後継者のお店と商品に対する熱い献身がよく感じられてくる。 

この素晴らしい空間でたくさんの素敵な帽子をただ眺めているのも楽しいけれど、全ての帽子をかぶって試してみたくなってします。

私の質問に答えてくれたのは5代目のオーナーさんのPedro Fonseca(ペドロ・フォンセカ)さんです。 
FEP- 創立時にはどんな帽子を販売していましたか?
Mr. Fonseca- 元々はこのお店では男性用の帽子しか販売していなく、帽子のスタイルはウールで作ったクラシックな帽子でした。

-帽子のデザインをしていたのは誰ですか?
-帽子はお客さんの頭の形に合わせてデザインされ、当時の裁縫者と帽子製造者が一つ一つお店で作っていました。

-伝統的なクラシックな帽子の良さは何ですか?
-クラシックの帽子はどんな時でも使えて、その帽子をかぶる人なりの良さが出てきます。

-ウサギの毛を使う利点は何ですか?
-品質の高さと耐久の良さです。

-現在はどんな人が帽子を購入しますか?
-お客さんの50% は観光客、残りの 50% は地元の人たちです。

-一番人気の帽子はどちらですか?
-夏になるとパナマ帽子が売れますが、冬の季節では新仕様のベレットがよく売れます。

-現在のお店のデザインや構造は創立時と同じですか?それとも大きく変わりましたか?
-お店は1度修復されましたが、基本的な構造は変わっていません。

-リスボンの好きな所は何ですか?
-色んな人種の人たちに逢えること、それに文化、気候、そして街の築いた歴史です。



このお店に出会えたことがとても嬉しいです。

これからも長い間次の世代へと引き継がれていくことを願っています。

創立者の Manuel Aquino de Azevedo(マニェル・アキノ・デ・アゼビドゥ)はポルトガル北部でポルトワインを作っていたのですが、害虫にブドウ畑を駄目にされてしまいました。そして1886年にリスボンに来て帽子のお店を2つ開きました。数十年に渡って、主に男性用の帽子のデザインと生産の先駆者として栄えました。その頃は多くの男性がスタイリッシュな帽子をかぶりカフェに集まっては見せあっていたそうです。

その後、女性用の素敵な帽子も販売し始めて発展したのが1988年。その頃は創立者の孫と曾孫がビジネスを引き継ぎ、お店を修復、そして帽子の新しい製造場所に投資をして事業の拡大、近代化をしていったそうです。





パナマ帽子。ポルトガル産のうさぎの毛で作られています。クラシックで高品質。

とても手触りが良くて、高品質。帽子の中にはメーカーのスタンプがされている。

こちらもオリジナルのボウラー帽子。ポルトガ産ウサギの毛でできている。

デザインも変わらずオリジナル。バレットはポルトガルでも伝統の帽子の一つで昔から、特に男性が着用している。

お店のオリジナルのバレット。ポルトガル産のウール。

店の奥の方には小さな部屋があって、オーナーさんの話によると昔はここで帽子の製作がされていたそう。今でも、昔のミシンがそこに置かれている。現在は物置とオフィスとして使われている。

色もとても綺麗なスタイリッシュな帽子が並ぶ

店は2つとも大きくないけれど内装が素晴らしい。年代を感じさせるクラシックなデザインで、天井は古い堀の飾りがされていて綺麗に白く塗ってある。それ以外のほとんどのインてイリアは木でできている。木の茶色い温もりと綺麗な帽子の色彩がなんともいい相性。ショーケース、棚、そしてお勘定のカウンターも全て木でできている。

リスボン市内の中で最も古いお店の一つで、私のお気に入りのお店の一つでもある。クラシックで高品質な帽子を作り、ショップでは他メーカーのものも販売されています。この帽子屋さんは1866年からずっと同じ場所にあり、5世代に渡って歴史を作り続けている。実はこの帽子屋さん、2つお店があって隣の隣が2つ目のお店となっている。

Rossio (ロッシオ)駅近くの Pedro IV (ペドロ4世)という名前の広場の一角に位置しています。

"Chapelaria Azevedo Rua"

(チャペラリア・アゼビドゥ・ルア)

- 1886年創立の老舗帽子屋さん・リスボン -