リスボン市内の中で最も古いお店の一つで、私のお気に入りのお店の一つでもある。クラシックで高品質な帽子を作り、ショップでは他メーカーのものも販売されています。この帽子屋さんは1866年からずっと同じ場所にあり、5世代に渡って歴史を作り続けている。実はこの帽子屋さん、2つお店があって隣の隣が2つ目のお店となっている。
Rossio (ロッシオ)駅近くの Pedro IV (ペドロ4世)という名前の広場の一角に位置しています。
"Chapelaria Azevedo Rua"
(チャペラリア・アゼビドゥ・ルア)
- 1886年創立の老舗帽子屋さん・リスボン -
パナマ帽子。ポルトガル産のうさぎの毛で作られています。クラシックで高品質。
とても手触りが良くて、高品質。帽子の中にはメーカーのスタンプがされている。
デザインも変わらずオリジナル。バレットはポルトガルでも伝統の帽子の一つで昔から、特に男性が着用している。
お店のオリジナルのバレット。ポルトガル産のウール。
店の奥の方には小さな部屋があって、オーナーさんの話によると昔はここで帽子の製作がされていたそう。今でも、昔のミシンがそこに置かれている。現在は物置とオフィスとして使われている。
色もとても綺麗なスタイリッシュな帽子が並ぶ
このお店に出会えたことがとても嬉しいです。
これからも長い間次の世代へと引き継がれていくことを願っています。
創立者の Manuel Aquino de Azevedo(マニェル・アキノ・デ・アゼビドゥ)はポルトガル北部でポルトワインを作っていたのですが、害虫にブドウ畑を駄目にされてしまいました。そして1886年にリスボンに来て帽子のお店を2つ開きました。数十年に渡って、主に男性用の帽子のデザインと生産の先駆者として栄えました。その頃は多くの男性がスタイリッシュな帽子をかぶりカフェに集まっては見せあっていたそうです。
その後、女性用の素敵な帽子も販売し始めて発展したのが1988年。その頃は創立者の孫と曾孫がビジネスを引き継ぎ、お店を修復、そして帽子の新しい製造場所に投資をして事業の拡大、近代化をしていったそうです。
こちらもオリジナルのボウラー帽子。ポルトガ産ウサギの毛でできている。
店は2つとも大きくないけれど内装が素晴らしい。年代を感じさせるクラシックなデザインで、天井は古い堀の飾りがされていて綺麗に白く塗ってある。それ以外のほとんどのインてイリアは木でできている。木の茶色い温もりと綺麗な帽子の色彩がなんともいい相性。ショーケース、棚、そしてお勘定のカウンターも全て木でできている。