Faianças Artísticas Bordalo Pinheiro社(ファイアンサス・アルティステイカス・ボルダル・ピニェイル)はアーティスティックでユニークなデザインで知られる陶器メーカーで、アーティストだったRafael Bordallo Pinheiro(ラファエル)によって1884年にCaldas da Rainha(カルダス・ダ・レイニァ)という地域に創立されました。彼らは伝統的で芸術的なセラミックと粘度での製法をモダンなデザインと組み合わせて自社ならではのスタイルを築き上げ、自然や文化的影響を受けたいつも新しく他では見られない傑作を大量に生み出しました。

 Bordalloはどんなに大きな作品でも細部にも注意を払いましたが、他でもとても気を使う人でして工場で働く人の子供達が通える様に工場の敷地で草があるところに学校を建てたりもしました。現在では彼によって作られた作品はオリジナルの型を使って複製し製造されています。そして跡継ぎのFaianças Bordallo Pinheiro (ファイアンサス)を筆頭に新作を作り出しています。
質問に答えてくれたのは、輸出部門で働くのVítor Pires(ビター・ピレス)さんです。大きな工場も隅々まで一緒に歩いて色々と説明してくれました。
Rafael Bordalo Pinheiroさんは、1846年リスボンに生まれ芸術家の大家族に囲まれて育ちました。アーティストとして活動を締めたのは14歳で、すぐにグラフィック作家になると決めたそうです。1870年に彼の始めての作品'O Calcanhar d'Achilles'が出版され、それは有名人に関する風刺画の連続物をいくつかまとめたものでした。1884年に陶器を作り始めた後も月刊誌や雑誌にイラストを書く仕事を続けました。
Bordalo Pinheiroの作品の中でも、動物がテーマの物が多数あります。ネズミ、猫、羊、カタツムリ、トカゲなどなど。そしてとても有名なのはカエル。特別注文で巨大なカエルを製作して公共の場の装飾に使われたりしています。どの動物もとてもリアリスティックですが、可愛らしさがあります。
1884年に会社が創立された時点では社員は40人から50人だったそうですが、現在では全部で160ほどの人が働いているそうです。


FEP -現在使われている機械、道具、釜などで工場が創立された時と同じ物を使用しているものはありますか?
Vítor Piresさん -ありません。すべて新しい機械や道具に変えられましたが作り上げられる商品は当時と全く同じものです。

-1884
年当時と現在と比べて最大の変化は何ですか?そして、今でも変わらないものは何ですか?
-新しい機材と釜を取り入れたことが最大の違いですが、手作業の内容、質は昔のまま変わらずに受け継がれています。

-Bordallo Pinheiroの一番お気に入りの商品は何ですか? 
-たくさんありすぎて一番は決められません。

-一番人気の商品はどちらですか?
-キャベツの食器コレクションです。

​-Caldas da Rainhaの好きなところはどんなところですか? 
-とても静かなことと、人々の温かいおもてなしです。

-ポルトガルのどんなところが好きですか?
-人々が好きです。あとは田舎風景、美味しい食べ物、歴史、そして記念物や遺跡が好きです。

​ -ポルトガル料理の中で何か一番好きですか?
-Cozido à
 Portuguesa(「コジドゥ・ア・ポルトゲーザ」という名の、田舎料理。野菜、お肉、お豆が一緒に煮てあるもの) 

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Bordallo Pinheiro

伝統的な陶器の芸術/ ナチュラリズム / ポルトガル特有 / 高品質 / 数百年続く製造技術