FEP-文房具作りを始めたきっかけは何ですか?
Adrianaさん-私は小さい時からいつも文房具を作りたいと思っていまして、学校にいた時は自分のノートは自分で作っていました。そして仕事は何か楽しめることをしようと夢見てきたのですが前の仕事があまり好きではなく、それをきっかけに決意を固めてこの文房具作りの計画を実現させることにしたんです。

-タイルの写真を撮り始めたのは何故ですか?ポルトガル国外でもタイルを写真に撮ったことはありますか?
-私の祖父母は食器メーカーの”Vista Alegre"(ビスタ・アレグレ)のお皿に絵を描くのが仕事でそれはとても素晴らしい手仕事でした。私はまだ小さい時からその絵を描くお婆ちゃんとお爺ちゃんの姿を見ているのが好きでした。でも大学でポルトガルのタイルやモザイクをテーマに写真を撮ることを始めました。タイルの写真を撮ってきたのはポルトガル国内だけ(Viana do Castelo, Braga, Porto, Lisboa, Coimbra, Aveiro)ですが他国のタイルやモザイクについても研究をしています。

-タイルの何に惹かれるのですか? 
-一番素晴らしいと思うのはタイルやモザイクの色彩です。

-デザインのインスピレーションはどこからですか?
-私の祖母の古い家が一番のインスピレーションです。今でも古い壁紙が残っていて、外壁には美しいポルトガル伝統的なタイルが使われています。

-商品の特徴は何ですか?
​-このノートは昔からの製作方法で作っていて、つい自分のノートを作っていた時の学校生活を思い出します。他の人でも、この古い製本方法と伝統的なタイルのデザインで作られたノートを使うことによって、私が感じるのと同じようにポルトガルの昔と今をつなぐ旅路を味わってもらえると思います。

-そして商品のどこが一番好きですか?
-全てが好きです。でも、商品を買ってくれた人や使ってくれた人の心使いや嬉しい言葉が一番好きです。

-一番の人気商品は? 
-ノートと鉛筆。


-フリーの時間には何をするのが好きですか? 
-正直フリーの時間はあまり無いです。。。切ったり貼ったり縫い物したりしていなければ調べ物をしています。でも、ちゃんとした時間が取れるときは地元の友達か家族と一緒に時間を過ごすことにしています。

-ポルトガルの好きなところは?
-​歴史を築いた大航海での発見とアドベンチャー、そしてここの人々が好きです。

-ポルトの街の何が好きですか?
-建築が好きです。

-ポルトガル料理では何が一番好き? お気に入りのレストランはありますか?
-ポルトガルの家庭料理が一番好き。好きな食事所は Taberna Lusitana ( Matosinhos ) というところで、新鮮な魚がマーケットで買えてそれを調理してくれます。そこではタパスもいくつか食べれます。


2014年11月​

​Adriana Santos

​"VIRA RETRO" オーナー/アーバンクラフト/ブックバインダー/タイル大好き/写真家/グラフィックデザイナー

大学では写真を学びビジュアルアートとインターメディアの学士号を持っているアドリアナさん。それを生かして現在は彼女自身が手作りで製作する文房具のアーバンクラフトに熱意を注いでいます。

どんな経緯でプロジェクトを始めたのか、そして彼女のデザインについての話を聞いてみました。

アドリアナさんは現在ポルトに住んでいるが、生まれ育ったのはポルトガル北部でスペインとの国境に近いViana do Castelo(ヴィアナ・ドゥ・カステロ)。小さい頃から大好きなポルトガル伝統のカラフルなタイルをデザインに取り入れて文房具を作っています。

私もポルトガルの古い家や建物の外壁、時にはインテリアの壁にも使われているタイルがとても好きです。ユニークなものもあるし素晴らしく綺麗なものもあって心を踊らされます。アドリアナさんのノートを初めて見たときも同じ感覚でワクワクしました。

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